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弊社はATAD社の企業イメージの紹介と海外販売活動を拡大するために取材に同行しました

29-08-2023

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ATAD社と弊社は2021年から戦略的パートナーとなり、相互支援し協力分野を多様化しています。海外市場の開拓と拡大を目標に、両社は常に企業イメージを多面的に紹介し宣伝しています。弊社は、日本の鉄鋼関連ニュースで有名な鉄鋼新聞社の黒澤広之氏とともに、2023年4月にATAD社ドンナイ工場を訪問し、その紹介記事が掲載されました。これにより、鉄骨構造分野におけるATAD社の能力と優位性が海外顧客やパートナーに対してさらに広く知られることになりました。

以下、記事の引用。

兼松出資の越ATAD・ドンナイ工場ルポ/欧米の品質認証獲得、海外比率5割へ拡大

 ベトナムのシステム建築最大手で、兼松が出資し持分法適用会社としたATADスチール・ストラクチャーは2004年の創業から20年近くの歴史を持つ鋼構造物メーカーだ。越南部に2工場を持ち、その生産力と兼松のグローバルネットワークを掛け合わせ世界市場へ打って出ようとしている。2017年にドンナイ省で稼働した最新鋭の工場を訪ねた。(ベトナム・ドンナイ省=黒澤広之)

 越南部のホーチミンシティから車で北東へ1時間半ほど走ると、ATAD(アタッド)の広大なドンナイ工場が姿を現す。その敷地面積は15万平方㍍、鋼構造物の月産能力は8500㌧に上り、ワークショップやヤード、倉庫など巨大な鋼構造物を扱うに相応しいキャパシティを各所で示している。

 現在、ATADが操業する工場はロンアン省とドンナイ省の2カ所。ロンアン工場は敷地面積6万平方㍍、鋼構造物の月産能力は3500㌧で、ドンナイ工場より小さいが屋根用パネルや部品も造りATADのトータルソリューションを支えている。

 ドンナイ工場は、その規模を活かし、特注品を含め設計から製造まで鋼構造物を一貫生産する。ワークショップは2エリアあり、第1エリアではビルトHのような重量物を製作、第2エリアではPEB(プレエンジニアドビルディング)を行う。

 第1エリアでは厚板の溶断、溶接、穴あけといったファブリケーションまで一気通貫で手掛ける。

 溶接工程にはサブマージアーク溶接(SAW)とフラックス入りワイヤアーク溶接(FCAW)の2種があり、加工した製品にはQRコードとこれが読み取れなくなっても管理できるよう文字板も付与。ブラスト処理も自動と手動の両工程を持ち、塗装工程では密閉構造を備える。溶接技術を磨く「ウェルディング・スクール」には各工員の名を入れた製作物が並び、それぞれの技能を「見える化」した育成も図られている。

 規模だけでなく、ATADの高い品質を証明するのが、欧米での認証だ。米国鉄鋼構造物学会(AISC)の品質認証や米国機械学会(ASME)の圧力容器における溶接認証、欧州の建設資材規格「EN1090」を取得し、海外案件の開拓につなげている。新型コロナが収束に向かい往来が容易になってきたことから、日本のHグレード取得にも再び取り組む予定だ。

 ATADのフィン・グォック・ドン会長兼CEOは「風力発電など再生可能エネルギーや水素関連といったプロジェクトで、海外市場の重要度は高まっている」と指摘する。すでに海外案件の実績は増えているが、オフィス開設などで安定的に受注を獲得し「日本市場を含め海外での販売比率は50%程度を目標にしていく」考えだ。

 そこで活きるのが兼松とのパートナーシップ。ドン会長は「兼松はグローバルなネットワークを持ち、総合商社で様々なビジネスを手掛けている。材料供給はもちろん、我々の製品輸出においてもサポートしてもらいたい」と期待を寄せる。その持てる規模とパートナーシップを掛け合わせ、新たなビッグプロジェクトへと挑んでいく。

Source: Hiroyuki Kurosawa (2023), Japan Metal Daily, https://www.japanmetaldaily.com/articles/-/126478

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