
Message
社長メッセージ
創業者・兼松房次郎が日豪貿易の第一歩を踏み出したあの日から、今年で137年。創業当時から今日に至るまで、私たちの根幹にある「開拓者精神」は、決して変わることはありません。
昨今ヨーロッパ、中東の戦争による国際情勢の変化、相互関税によるグローバル経済の見直しなど不確実性が高まっており、多くの企業において先行きの見通しを見極めることが難しい時代となっております。これまで「常識」とされていた価値観が大きく、速く変化していく時代において企業では迅速な変革と持続的な価値創造の両方が求められます。我々、兼松には130年以上続く開拓者精神があり、この大きな変化をチャンスと捉えて“新しい”を始めることに挑戦し続けます。
兼松のベトナムにおける歴史は長く、1941年にハノイとサイゴンに事務所を開設して以来、戦後復興や経済開放(ドイモイ政策)、さらにはグローバル化の進展といった大きな時代の変化の中で、様々なビジネスに関わってまいりました。
ベトナムが国際社会との結びつきを強め、持続的な経済成長を遂げる中で、兼松もまた現地社会とともに発展を続けてきました。
そして2014年には、駐在員事務所から「KANEMATSU VIETNAM CO., LTD.」として現地法人化し、より一層地域に根ざした事業展開を進めております。
現在では、食糧・食品、化学品、電子デバイス、鉄鋼といった幅広い分野において、多様化・高度化する産業ニーズに応えるとともに、グローバル経済やサプライチェーンの変化にも柔軟に対応しながら、ベトナムの持続的な経済発展に貢献していきたいと考えております。
近年、新たなテクノロジーの台頭やデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速、そして生成AIをはじめとする先端技術の普及により、産業構造は大きな変革期を迎えています。特にベトナムにおいては、政府主導によるデジタル経済やAI産業の発展が強力に推進されており、今後さらにハイスピードな成長が見込まれます。
このような環境下において、兼松グループは強みである「長期的ビジネスパートナーシップ」と「グローバルネットワーク」を最大限に活かし、IT・デジタル領域の知見や現場で磨き上げたノウハウを融合させることで、次世代の価値創造に取り組んでまいります。
急速に進展するデジタル化・AI化の流れの中でも、社会や産業にとって必要不可欠な存在であり続けるために――。私たちはこれからも「開拓者精神」を胸に、未来へ挑み続けます。
2026年6月1日
兼松ベトナム
General Director
中野 純平